血液検査の基本!あなたの健康を守る鍵
はじめに
「最近、健康診断でよくわからない項目で引っかかるようになったな」とか、「ちょっと体型が気になるな」という方に見て頂きたいです。血液検査は、私たちの健康をチェックするための重要なツール。今回は、その基本的な項目とそれぞれの意味について素人なりに調べた結果をまとめていますので、ご参考頂けたらと思います。
血液検査の基本項目とその意味
血液検査では、さまざまな項目がチェックされます。ここでは、最も一般的な項目をピックアップし、それぞれの役割と数値が高い、または低い場合の意味について簡単に説明します。
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赤血球数 (RBC)
- 役割: 体中に酸素を運びます。
- 数値が高い場合: 脱水症状や多血症の可能性。
- 数値が低い場合: 貧血の疑い。
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白血球数 (WBC)
- 役割: 免疫系の一部で、感染と戦います。
- 数値が高い場合: 感染症や炎症の兆候。
- 数値が低い場合: 免疫不全の可能性。
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血小板数
- 役割: 血液凝固に関わります。
- 数値が高い場合: がんや骨髄疾患の可能性。
- 数値が低い場合: 出血リスク増加。
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ヘモグロビン (Hb)
- 役割: 酸素運搬能力を示します。
- 数値が高い場合: 脱水や肺疾患。
- 数値が低い場合: 貧血。
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ヘマトクリット (Hct)
- 役割: 赤血球の血液全体に占める割合。
- 高い場合: 脱水症状や多血症。
- 低い場合: 貧血の可能性。
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CRP (C-Reactive Protein)
- 基本: 体内の炎症のマーカー。
- 高い場合: 炎症、感染症、自己免疫疾患。
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空腹時血糖 (FBS)
- 役割: 糖尿病の診断と管理に使われます。
- 数値が高い場合: 糖尿病や前糖尿病のリスク。
- 数値が低い場合: 低血糖の疑い。
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ヘモグロビンA1c (HbA1c)
- 役割: 長期間の血糖コントロール状態を示します。
- 数値が高い場合: 糖尿病の管理不足。
- 低い場合: 一般的に問題なし。
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総コレステロール
- 役割: 心血管病のリスク評価に重要。
- 数値が高い場合: 心血管病リスクの増加。
- 低い場合: 通常は問題なし。
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LDLコレステロール (LDL-C)
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HDLコレステロール (HDL-C)
- 基本情報: HDLコレステロールは「善玉コレステロール」とも呼ばれ、体内の余分なコレステロールを肝臓に運ぶ役割を果たします。
- 数値が高い場合: 心血管病のリスクが低くなると考えられています。HDLコレステロールは動脈壁のコレステロールを減少させる効果があるため、高値は一般的に好ましいとされています。
- 数値が低い場合: 心血管病のリスク増加の兆候とされています。低いHDLコレステロールは、心臓病のリスクを高める要因の一つです。
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総蛋白 (Total Protein)
- 基本: 血液中の全蛋白質の量。
- 低い場合: 栄養不足、肝臓病。
- 高い場合: 脱水、特定の疾患。
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クレアチニン
- 高い場合: 腎機能低下の可能性。
- 低い場合: 一般的には問題ないが、筋肉量の減少などが原因の可能性もあり。
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eGFR(推定糸球体濾過量)
- 基本: 腎臓の機能を評価。
- 低い場合: 腎機能障害。
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BUN(尿素窒素)
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ガンマGT(肝機能検査の一部)
- 基本: 肝臓の損傷、特にアルコール関連の損傷を示す。
- 高い場合: アルコール摂取過多、肝疾患。
まとめ
これらの血液検査の項目は、私たちの健康状態の良い指標です。しかし、これらの数値が異常な場合でも、必ずしも病気があるとは限りません。健康に関する疑問や懸念があれば、必ず医療専門家に相談しましょう。